人間は何も考えないで生まれて来ています。

　それがなぜか毎日を心配して一生懸命に生きねばならなくなります。


　それは嘘が多いからではないでしょうか。

　嘘とは、人の為と見せかけて、それほど本気ではないのです。

　他人ごと気分で、どうでもよいと思いながらそれを積み重ねてゆくと、やがてそれは嘘の山を積み重ねたことになるのですから、にっちもさっちもゆかなくなります。



　反対に、誠の人は、人のことを我が事と思って真実に誠を出し続けるので道が開けてきます。



　にっちもさっちもゆかなくなる人と、道がどんどん開けてくる人の違いはそんなところにあるのではないでしょうか。



　心臓は一日に10万回も動いてくれています。

　そんなことを何とも思わないで、他人ごと気分でいいかげんなことをやっていると、今度は何かで苦しむことになるのかもしれません。


　誠の人は、人のことを決して忘れません。

　誠の人は、困ることのない毎日がやってくるのではないでしょうか。
























　



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