竹下登元総理大臣は、雑巾がけからやった人として有名です。すみずみ迄見えるので、それが根回しがうまかったのかもしれません。

　下の下から、はい上がっていくのが人の道でしょうか。



　いくら正しいことであっても、上からいくと分かってもらえないことが多いものです。

　人の嫌がることを喜んでやったり、陰の苦労を喜んでやっていると誰もがその人の言うことに耳を傾けるようになります。



　そういう人に限って、道理を説くことよりも、人の気持を大切にします。

　すみずみ迄、人の気持を十分にくみとって、よく気がつきます。



だから、誰よりも人を動かす力となるものではないでしょうか。



とかくこの世は、道理を説きたがるものですが、それよりも人の心をつかむことの方がもっと大切なことかもしれません。

そして、道理は人に教えられるよりも、自分で求めた方がよいのではないでしょうか。
























　



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