従業員が「私はもっと安心の中で働きたいのです」と社長に文句を言う人が居ました。

   　正しいことを言っているようにも聞こえますが、それは大きな間違いではないでしょうか。



   　経営者は、自分の将来を保障してくれる人は、誰も居りません。それどころか、大勢のライバルがいます。

   　その中を捨身によって、従業員の安全のために生きてゆかねば安心はありません。

   　努力や一生懸命にお金を支払ってくれる人はいないのです。

   　生も死も自分のすることではないので、安心というものは何もなく、命を張って孤独に生きてゆかねばなりません。



   　天敵がいてこそ、生命力が生まれます。

   百獣の王獅子は、我が子を先陣の谷から突き落とし、はいあがってきた子を我が子として育てます。

   　甘やかしは毒薬であるとも言います。

   　可愛い子には旅をさせよと言います。



   　「我に百難を与えよ」と宮本武蔵は言いました。

   宮本武蔵の言葉は、今の若者には最も必要なものではないでしょうか。








































　



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