登りきったら、落ちるほかありません。

   　落ちきったら、水でも噴き上がります。

   　自然界には、そうした法則があります。

   　にもかかわらず、人間は登る事ばかりを考えています。

   　どんな長者になっても、明日はわかりません。

   　どんなに人から崇められ、奉られても、落ちてゆく姿は惨めです。

   　それよりも、はじめから落ちてゆこうと思っていれば、やがては水の様に噴き上がる事は、

確かなことですから、その方向に頑張った方が賢いことです。



   難儀不自由をしなければ、難儀不自由をしている人の気持ちはわかりません。

   人はどうでもよいと思うから、自分の運命も狂ってくるのかもしれません。



   人を助けたら我が身助かるのですから、まず人を中心に考えるのが、人間は一番大切なことではないでしょうか。























































　



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