「経験と勘は宝物」
経験者の勘は鋭いものがあります。
言葉や理屈を越えたものがあり、机の上からでは出せないものがあります。
経験を積み重ね、勘を磨くということは非常に重要なことです。
特に失敗の経験を沢山もっている方が、沢山痛い思いをしているので体で覚えています。
経験ほど尊いものはありません。
偶然にうまくいったという経験はあまり役には立ちません。
失敗のカズが多いほどそれが実力となります。
ノーベル科学賞をとった田中耕一さんは「失敗をするたびに喜んできましたが、今回も失敗をしたことが運がよくて成功につながったのです」と語っていました。
しかし失敗から何か一つを掴んで「これだ!」というものを学ばなければ何にもなりません。
それは信念となり自信となって人にも伝授できます。
またそれはみんなの聞きたいところでもあります。
積み重ねて得た経験と勘は、自分の宝物であり、財産ですから人が何と言おうともそれだけは大切に守り続けなければならないものです。
そしてさらに広く勉強して磨いてゆけば、それをだんだんと本物にしてゆけるのではないでしょうか。
それがノーベル賞にもつながるものなのかもしれません。