「幸せを感じる時」
病気になってはじめて健康のありがたさがわかります。
幸せも失ってはじめてその尊さがわかります。
幸せな時は幸せを当たり前と思っているから、だんだんと喜びは小さくなっていきます。
そして、しらずしらずもっと幸せになりたいと思って現状に不足するようになるから、人間は永久に幸せを感じられないのではないでしょうか。
楽をしておいしいものばかりを食べている人には一杯の水ほどまずいものはありません。
人のために汗を流している人には、一杯の水ほどおいしいものはありません。
世の中には自分よりも不幸な人が沢山います。
気の毒な人に目を向けている時にはじめて自分の幸せに気付けるものではないでしょうか。
人の不幸を見過ごせないで共に苦しんでいる時は、自分への厳しさが生まれてきます。
自分はこんなに幸せでいいのだろうかと感じる時が人間は一番幸せな時であるのかもしれません。