「喜べない人は病気になる」

　喜べないのはブライドが高すぎるからです。

　上ばかりを見ている人は、いつまでたっても永久に喜べることはありません。

　心が高くなればなるほど、自分を不幸だと思ったり、みじめだと思ったりするようになってきます。

　高慢な心とは薄情な心でもあります。

　高慢な人は、困っている人や気の毒な人から目をそらそうとします。

　そういう人達が近づいてくると逃げようとします。

　低いやさしい心になると、困っている人へ手を差し伸べずにはいられなくなるものです。

　自分よりも気の毒な人が沢山いるのですから、その人達のことを思うと自分は何と幸せだと思えてありがたくなってきます。

　こんなに幸せでいいのだろうかと良心をとがめるような気持ちにさえなってきます。

　病気というものは喜び方が足りないから起きるものです。

　病気を治すためには高い薬に頼るよりも、低いやさしい心になって喜び上手になることの方がはるかに賢明ではないでしょうか。

人を助けたらわが身助かる