「神を信じるとは」

 もともと人間は頼んで生まれてきたものではないのに、次から次へと欲を起こしてもっとどうなりたい、こうなりたいとばかり思って生きています。

 自分の体を自分で抱えて生まれてきた人は誰もおりません。

 そしていつまでの命を与えて頂くのかも全くわかりません。

 だったら人間は神様に感謝いっぱいの暮らしをすることが一番大切なはずです。

 それが最も自然な生き方ではないでしょうか。

 ところが神様に次から次へとお願いばかりする人が多いものです。

 お願いをしなければわからないような頭の悪い神様にお願いをして願っていてもしかたがないのではないでしょうか。

 人間を創ってこの大自然を支配している神様なら、感謝してお礼だけを言っていれば何も願わなくても先回りして十分に守ってくれるはずです。

 感謝してお礼を言って、そして十分な恩返しをしていれば、何も願う必要はないはずです。 

 信じるとはそういうことではないでしょうか。

 扇千影国土交通大臣はテレビのインタビューで「私は神様にはお礼しか言ったことはありません。お願いをしたことはありません。」と語っていました。