「生存競争」
幸せをめざしての生存競争をしているのが人間です。
人よりも良い所に住んで、良い所で働いて、良い車に乗っていい格好をしたいのが現代社会の人々ではないでしょうか。
だから見栄っ張りの人ほど自分をみじめに思って苦しんでいます。
動物は自分を惨めだとは思わないといいます。
自分をみじめだと思ったり自分を不幸だと思って悲しむのはそれは人間としての心の病なのかもしれません。
被害者意識の強い人は精神病の疑いがあると医者はいいます。
被害者意識というのは自己中心的な考え方の強すぎるところから生まれてくるものです。
自分だけ幸せになればよいというのは地獄の心です。
生存競争を本能のままに走れば、人間世界は必ず地獄と化してしまうことでしょう。
「幸せになりたい人はまず人を幸せにしなさい」というのはビジネスです。
今、世界中がビジネス社会になろうとしています。
そして人々は今、人を喜ばせる競争を生きるための戦いとして命がけでやるようになってきました。
それは何よりの健康法でもあります。
人をたすけあうためにたくましく働くことが人間の本来の生き方ではないでしょうか。