「生きる」
作曲家はもうこんなものでいいだろうという気持ちが起きるようになったらもう作曲家の生命は終わるときであるといわれます。
それはどんな仕事にも共通していえることではないでしょうか。
お金を頂く以上は手抜きは許されません。
自分が納得してもお客様の目にはどう映るだろうかと何度も何度もお客様の気持ちになって眺めなおしてみることが必要です。
お客様に喜ばれる競争に負けた者は敗北者として悲惨なことになります。
お客様に満足を与え得た者しか幸せは得られないというのが厳しい現実です。
サラリーマンなら会社がお客様です。
どんな立場であってもお金を支払ってくれる人がお客様です。
100パーセントの満足をしていただく為には捨て身の努力が必要です。
こんなものでいいだろうという自己満足で生きている人は結局は自分の道を失っています。
人に満足を与えた人が自分の満足をつかんでいます。
他人の荷物は軽く見えるといいますが、人は笑って生きているようでもみんな命がけで生きているものです。
いつの世も生きるということは命がけのものなのかもしれません。