「お正月のお餅」
お正月のお餅は昔の人達が後世の人々に教え継いでいきたい深い意味があるのだといわれます。
それは、丸い、やわらかな、やさしい心になれば人間は必ず幸せになれるということです。
人間はすぐに威張りたくなります。
中味のない人ほどよく威張りますが、それは角のある固い難しい心ですから嫌われます。
人間の不幸は嫌われるところから始まります。
つきたてのお餅はやわらかなので、人にも物にもすぐにくっつきます。
これは人と仲良くする秘訣であり、繁昌の秘訣です。
冷たい角のある心は人とへだてをつくります。
暖かい心とは、自分の形を持たないで相手にどのようにでも合せていく心ですから誰からも好かれます。
「悲しみは最大の力なり」という諺がありますが、やわらかで威張らない心の方が強いのかもしれません。
北風よりも太陽のほうが強い話しもありました。
強いもの弱い 弱いもの強い