「人はおもいやりで育つ」

 花には水をかけて育てます。

 人にはおもいやりをかけて育てます。

 おもいやりとは相手の身になって考えるやさしさです。

 理屈や道理だけで人は育つものではありません。

 相手をよく理解するやさしさが、やる気を起こさせる何よりの力となります。

 やさしさとは、こころの涙です。

 泣けてくるのが本当のやさしさです。

 自分のためにいつでも泣いてくれる人がいることほど強くなれるものはありません。

 泣かせてはいけないと思う心から真実の強さが生れてきます。

 いつも変らない誠をかけてくれる人がいることほど幸せなことはありません。

 人はおもいやりをかけられて立派に育っていくものではないでしょうか。

 おもいやりをかけてくれる人、その人は神様です。