「恩に着せると反感になる」

 せっかく親切にしても、それを恩に着せたら、喜ばれるどころか反感を持たれてしまいます。

 こんなにまで尽くしてあげたと内心思っていると、それは表に出てくるものです。

 ちょっとした言葉や態度に無意識のうちに出ているから、相手は敏感に読み取ってしまいます。

 今までの感謝が、反感に逆転する瞬間です。 

 偉そうになります。

 横柄になります。

 恩に着せて、恩を返してほしいという態度に出て来ます。

 警戒したくなるのは当然です。

 もうそうなると親切をしたのではなく、魚を釣るように騙しそのものです。

 エビで鯛を釣るといった方が少しは聞こえは良くなりますが、まったく汚いやり方と言われても仕方がありません。

 神様に少しお供えをして、自分は沢山儲けようという人がいたら、それも神様を騙そうとしていることにはならないでしょうか。

 一切の見返りを求めないで、させてくださいという心、させて頂かずにはいられないという心であったならば、それが本当の親切であり、まごころというものではないでしょうか。

 欲の深い人ほど、見抜かれていることに気づくことができないものです。

欲があるならせめてやめてくれ神の受け取りでできんから