「もっと大きな喜び方がある」
今、物が氾濫する時代になりました。
ひとつ物を買えば、ひとつものを捨てねばならず、人の幸せは物で得られるものではないことに人々は気づき始めました。
幸せとは心で感じるものですから、心が豊かにならなければ十分な幸せは感じられないのではないでしょうか。
自分さえよければよいとか、今さえよければよいという心では、安らぎもなければ充実感もありません。
やがてむなしくなってくるだけです。
自分の喜びも大切ですが、人の喜びの方をもっと大切に考えて、人に喜ばれようと尽くしていると、また別の喜びがわいてくるものです。
喜ばれようという気持ちが強ければ強いほど相手が喜ぶとこちらは何倍もうれしくなってきます。
それは不思議なやすらぎと充実した満足感に満ちたものです。
またそれは、相手を理解する力があればあるほど、もっと深いものになります。
心の豊かさとは、いろいろな人を理解できる大きさのことではないでしょうか。