「世界の常識」

 ある小学校の先生が、中国に行った時「ウサギとカメ」の話をしたところ、子供たちから「なぜカメはウサギを起こしてあげなかったのですか」と質問されて返事に困ってと言われます。

 人間として最も大切なことは、勝つことであり、勝つためには薄情にもなりなさいと教えているのが、この童話なのかもしれません。

 日本人はエコノミックアニマルといわれてきました。

 そして世界一豊かな国になりました。

 しかし今の若者は自分さえよければそれでよい、今さえよければそれでよいという考え方をするようになり、今アジアの人々から軽蔑されているといわれます。

 人間として最も大切なことは、おもいやりではないでしょうか。

 弱い人へのいたわりや、世界観や歴史観を持つことが今日世界の常識となっています。

 日本は今なお遅れをとっているのかもしれません。

 明日の日本は大丈夫なのでしょうか。