「益々幸せになれる人」
幸せなときは家族がどんなに尽くしてくれてもあたりまえ、他人がどんなに尽くしてくれてもあたりまえとしか思えません。
いったん自分がどん底に落ちて誰も振り向いてくれなくなると、今まであたりまえと思っていたことが一つ一つありがたくなってきます。
家族のやさしさにも手を合わせて拝みたくもなってきます。
幸せなときにそれができたらどん底には落ちることはないのかもしれません。
幸せが長く続かないのにはわけがあります。
幸せな時は心が高くなっているのでやってあげる、やってやるという偉い気分や恩に着せる心になりやすいものです。
低い心で人を見上げて良いことをさせて頂けば、徳を積むことになるから運命が開かれていきます。
どんなに運命が開かれて良くなっても、良くなればなるほどますます低い心になって、行き届かないことで申し訳ないという思いで尽くさせていただくことが本当にできたらそれは本物です。
その人はいつまでも大きな徳積みを続けられるから、ますます幸せが果てしなく続いていくことでしょう。