「誠とは何か」
誠とは広辞苑によると「偽り飾りのない情、人に対して親切にして欺かないこと、誠意。うそでないこと。」とあります。
誠は弱いようなものですが、誠ほど強いものはありません。
親が子供を育てる親心は誠の心です。
誠の心は水の心とよく似ています。
水は弱いようなものですが、水は電気を起こす力もあり山を崩す力もあります。
そして生物の命を支える陰の力を持っています。
誠も水と同じように、ありふれたなんでもないようなものですが、陰の力を持っています。
親が子供にかけた誠は、子供は生涯忘れることはありません。
子供が強く正しく明るく生きていく力は、その誠が子供の心にも育った姿ではないでしょうか。
誠ほど強く永いものはありません。
その誠を他人の誰にでもかけていくと、どんな人も立ち直り、どんな敵も味方に変ります。
誠にかなうものはありません。
後で自分がいい思いをしようと少しでも思ったら、その誠は偽りです。
義理や見栄があったらそれは飾りです。
純度100%の誠なら、それは今すぐ天に届き、そしてすぐに奇跡が起きるものです。
誠ほど強く、固く、永きものはない。