「自分を誇る心」
知者は知恵に溺れ、能弁家は言葉につまずくといわれます。
自分の得意とするものを振りかざしていると、いつか墓穴を掘ることになります。
猿も木から落ちるといいます。
自慢高慢バカのうちであって、必ず後で気付かされる時が来るものです。
優れた力を持てば持つほど謙虚にならなかったら、いつの日かつまずいて人から笑いものになる時がやって来ます。
「言葉数の多い人には親友はいない」という諺があります。
人は誰でもすぐいい気になって、自己中心的になりやすいものです。
自分を誇る心は友を失って、自分が誇る相手もいなくなってしまいます。
自分の気持ちよりも相手の気持ちを大切にしなければ人間関係はだんだんと失われていきます。
才能や能力は人の為に天が授けたものですから、人に喜ばれようと謙虚に努力する時に、一層磨かれて輝いてくるものではないでしょうか。