「親の心がわかれば一人前」

 子供は親を越えたいと思いますが、親は子供に勝ちたいとは思いません。

 子に負けて、子供の成長を喜ぶのが親心です。

 子供が喜ぶと親は内心では二倍喜んでいます。

 子供が悲しむと親は内心で二倍悲しんでいます。

 子供が親のことをどんなに心配してくれても、親はその二倍の思いで子供のことを心配し続けています。

 先の先まで心配ばかりしているのが親心です。 

 たとえ子供が間違っていても、世界中を敵にまわしてでも子供を守りたいのが親心です。

 親は絶対の味方です。

 親ほど信じられるものはありません。 

 「親の心 子知らず」といいます。

 「子供を育てて知る親の恩」ともいわれます。

 親の心がわかるようになった時が一人前の人間です。

 親はいつも泣いています。

 何を泣いているのでしょうか?

 親は子供に対していくらでもバカになりきれます。

 それはなぜなのでしょうか。

日々親の思案というものはたすけるもようばかり思っている。

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