ストレスは感謝で消える

 「自分を産んでくれてありがとう」と親に言う人がいます。

 親にとっては、こんなうれしいありがたい言葉はありま

せん。

 人生の荒波に負けないで、喜んで前向きに生きてくれて

いる証拠であるからです。

 食事をする時、おいしいおいしいと言って食べる人がい

ます。

 料理をつくった人にとってこんなうれしい言葉はありま

せん。

 喜びの言葉や感謝の言葉は、人の心を幸せな気持にする

だけでなく、自分の心をも幸せにするものです。

 反対に、生まれてこなければよかったとか、こんなまずい

ものは食べられないなどと言われたら恐ろしくなります。

 言った人も一層いやな気持になり、お互いの心は暗くな

ります。

 ストレスがどんどんと増幅されていきます。

 ストレスは不平不満の心を起こした時からがはじまり

です。

 いやだと思うことは、それはみなストレスとなります。

 人を喜ばせる感謝の言葉は、お互いのストレスを消して

いきます。

 感謝の言葉はお互いの心を明るくし、幸せにしていく不

思議な力を持っています。

 人が生きていく上には、いやなことや辛いことが沢山あ

りますが、そこで負けた人が暗い心になります。

 不満の言葉はさらに大きな不満の心を起こしますが、感

謝の言葉はものの見方考え方を大きく変えて明るい心をつ

くります。

 なにどともよい方に解釈すれば感謝はいくらでもわいて

くるものです。

 ストレスは万病のはじまりですが、それを消す感謝は健

康のはじまりであるといえるのではないでしょうか。

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