生き甲斐

 昔は人生50年といわれていましたが、最近は人生80年と

いわれるようになりました。

 寿命は少しづつ伸びていますが、人間の本来の寿命は115

才という説もあります。

 国連の調べによると、人間が死ぬのはストレスよりも、

生き甲斐がなくなった時の方が圧倒的に多いことがわかり

ました。

 では、生き甲斐とは何でしょうか。

 若い時の生き甲斐とは、やり甲斐です。

 老後の生き甲斐は、存在感です。

 マザーテレサは、人間の最も辛いことは、貧しさよりも

誰からも自分を必要とされないことであるといいました。

 人間の欲求の中で一番強いものは、自己実現の欲求であ

るといわれます。

 しかし、それは自己満足を求めて得られるものではあり

ません。

 自分が人に誠を尽して、それが山彦のように自分に返っ

て来る時に、一番やり甲斐を感じられるものではないでし

ょうか。

 歌手がどんなにうまく歌っても、誰からも喜ばれなかっ

たら寂しいものです。割れんばかりの拍手と感動を与えて

こそやり甲斐は感じられるはずです。

 そして、おじいちゃんおばあちゃんの生き甲斐は、みんなに

感謝されて、立てられて存在感を感じて暮らすことではな

いでしょうか。

 もし、大きなやり甲斐を持ち続けることができたならば、

40ぐらいの働き盛りの若さはいつまでも保たれるものかも

しれません。

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