「幸せな時が一番危ない」
自分の周りに心のやさしい人ばかりがいたら、人生はこんなすばらしいいことはありません。
そして自分のつきあう全ての人がみんないい人ばかりであったら自分の人間性もどんなにか良くなっていくのではないかと思います。
ところが甘えが出て横着になりやすいのです。
そして横着がそのまま通ってしまうから、周りの人をしらずしらず困らせたり、傷つけたりしてしまうこともあります,
お金も同じように、貧しい時は節約をしてまじめによく働いていた人が、金持ちになるとぜいたくをして横着になり身を崩していく人もよくあります。
もっとお金がたくさんあったらとか、この人がもっといい人であったらどんなに幸せかと私達はよく嘆くことがあります。
しかしその幸せな時が実は一番危ない時なのです。
人は幸せになると高慢になり、薄情になり、甘えが出て横着になり、ぜいたく病になり、わがままになりがちです。
そして悪い運命の種を蒔き続けていくのです。
自分の周りに悪い人がいてこそ、それが砥石となって自分が磨かれるのです。
そして貧しいほうが人の気持ちが良くわかります。
人や物や時間のありがたさも、よくわかるのではないでしょうか。
昇りきったら落ちるより他ない
落ちきったら水でも吹き上がる