一流をめざせ

 20歳の成人式からはじまって、90歳まで生きるとするならば、人生は55歳がまんなかということになります。 
 55歳からは体力も精神力も急に衰えていくから、もう就職は難しくなります。
 少子化と高齢化が進む限り、これからは年金はあてにはならなくなると見られています。
 アリとキリギリスのおはなしを子供の頃よく聞かされてきました。
 世の中は今、平成の平安時代といわれ、人々は恵まれて浮かれて暮らしています。それはまるでキリギリスのようなもので、今さえよければよい、自分さえよければよいという生き方をしている人が急増しています。
 これからは中年のニートが増えるといわれています。
 寒さの厳しい冬の晩年は必ずやって来ます。
 泣いてもわめいてもどうすることもできない時が必ずやって来ます。
 今やるべきことは一つです。今現在務めている会社を大発展をさせて高給取りになることです。他にどこかいいところを探してみても、結局は一ヵ所で務まらない人はどこでも務まりません。
 野球やサッカーの選手のように、あるいはオリンピック選手のように、一流をめざして猛練習をするならば、会社は必ず発展するはずです。
 佐川急便は二倍の給料を払って、そして二倍働いて会社も社員も一流になりました。
 東芝では、重役は十倍働けといって、土光さんは東芝のピンチを救いました。  

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