21世紀は心の時代

 京セラの稲盛会長は「人間はなんでもつくれるような神の手を持つようになったけれど、横しまな心を起こすと世の中は恐しいことになる」と語っていました。
 「人間が想像することは、みんななってくるものである」という有名な言葉があります。今人類は月を散歩したり宇宙での生活も可能にしたりして、この世から不可能という言葉が消えようとしています。
 電話が一本の線でものを言えると驚いていたものが、今では携帯電話にあらゆる機能がついて魔法のようになりました。
 また、人間は千年でも生きられる可能性があるという学説がアメリカで発表されたりと、科学医学の進歩はとどまることがありません。
 人間の能力とは、ものを想像する想像力と、ものを創る創造力のことであるといいます。
 人間の思うことが、思った通りになんでもなってくるとしたら、こんなよいことはありませんが、よくないことを思うとそれもまたみんななってくるものですからこんな恐ろしいことはありません。
 離婚が増えるのも、家庭内の恐ろしい事件が増えるのも、それらはみんなよくないことを思ったことの表われです。
 仕事に恵まれるのも恵まれないのも、健康も病気も、金持になるのも貧乏になるのも、みんな心一つから生まれてくるとしたら、21世紀は心の時代として新しい勉強を始めなければならないのではないでしょうか。
 
 
 
 
 

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