常識があるかないかを見る
---------------常識があるかないかを見る----------------
悲しんだ数だけ人はやさしくなれるといいます。
優しい人間になりたいと思って、うわべだけ努力をしても、ほんとうのやさしさは生まれてはきません。
貧しさに難儀を自由にしてはじめて貧しい人の気持ちがわかるようになります。
家庭のごたごたで苦しんできた人でなければ、他人の家庭のごたごたの苦しみはわかりません。
人は恵まれてぜいたくをしていては、他人の苦しみを理解することは難しいのではないでしょうか。
人格の完成が教育の目的であると教育基本法にはかかれていますが、机の上の勉強だけでは消して人間は磨かれるものではないようです。
人間関係で苦しめられ、逆境に苦しめられ、また大病で悩んできた人たちは、みんな見事に人間が磨かれています。
スポーツ選手のように、苦しみを自らも止めて練習をすれば、人は磨かれて強くなることができます。
人の知らない陰で、どんな道を歩いているかと言うことが、その人の表の姿ではないでしょうか
そして運命もまた、その人の影の道が表に出ているのかもしれません。