生まれてきたということは死ぬということでもあります。
  人間は必ず死にます。
  着物が古くなったら着替えるようなものであるといいます。魂や心というものは死なないものであって、そのまま生まれ替ってくるのだという説があります。
  テレビによく超能力者達が出て、前世のことを語っています。
  「先祖にそういう人がいたはずです。」と言いきって、それが当たっているといって本人達が驚いていますが、もし本当であるとするならば、科学的に証明できないからといって見逃すことはできない問題ではないでしょうか。
  宇宙のことはまだ96%以上はわかっていないといわれています。
  しかし、自然の法則が完璧であることは誰もが認めることです。
  運命の不公平だけは誰も納得できないことですが、何度も何度も生まれ変わってくるものであるとするならば、まいた種が来生に生えてくるということで一応納得できます。
  人間にとって死は一番悲しいものですが、生まれ変わって来られるものならば、出直しですから、最高にめでたいことです。
  死は悲しむものではなく、出直しと思えばお祝いをすべきことかもしれません。
  それを本当に信じられたら、人間は安心して心から陽気に暮らせるのではないでしょうか。
 
 



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