人類は進化を続けているのか |
温暖化によるものなのか、最近の異常気象は世界中で起きています。
プルニウスは「人間最も多くの災いをもたらすものは人間である」と言いました。
人類は何億年の昔から進化を続けてきましたが、今人間は地球環境を壊してまでも欲望のために激しい競争をする動物へと変化してしまいました。
自分さえよければよい、今さえよければよいという人間が増えています。
そのために世界中に格差社会が広がりはじめており、誰もこれを止めることができなくなっています。
こんな文明はおかしいとテロが騒ぎ出したために先進国は今厳戒態勢を強いています。
日本でも成果主義が原因で若者の30%がうつ病や神経症などと心の病にかかっていると新聞が報じています。
人類は進化し続けてきたけれど、今それが逆行しているのかもしれません。
人間は自分ために生きるのではなく、人のために生きるものだという考え方に変われば、すべてが解決するはずです。
昔の人々には、「人のため、世のため」という美徳がありました。
今は「自分のため、自分のため」という家庭教育、学校教育が行われているところに問題があるのではないでしょうか。
人々は文明の進歩に行き止まりを感じるのであれば、もっと大きなスパンで、人類を進化させる責任の自覚が必要であるのかもしれません。
歴史は人間にそれを求めているのではないでしょうか。