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  愚かさを知る

                                                                                   スペースシャトルが二度まで爆発をしました。
二度とも原因は、現場の第一線の声が上まで届かなかったことにありました。
二度目は、現場が大統領に直訴しましたが、大統領補佐官のところで握りつぶされたといわれています。
政治も企業も宗教もあらゆるものすべてにいえることは、組織が多くなると、第一線とトップとの間にギャップができて、お互いに違うことを考えているためにとんでもない致命的な失敗をよく繰り返しています。
人間の体も、脳と足がもし違うことを考えていたら、いったいどうなることでしょうか。
一心同体という言葉があるように完璧に理解しあって一つになって動かなかったら足だけがどこかへ行ってしまいます。
最近、「報告」「連絡」「相談」とよく言われていますが、それは形式的なものであったり、掛け声だけの場合が多いようです。
「三人寄れば文殊の知恵」というとおり、違う立場から少人数の人手話しあうといい知恵が生まれるものです。
ともすると私達は、少し順調に行くと「これでいいはずだ!これでよいはずだ」とすぐに安心して油断をしがちです。
 しかし、決していつまでもこれでよいということは、絶対似ないはずです。
 どこまでも謙虚になって知恵を出し合うことが何よりも重要なことではないでしょうか。
愚かさを知ることが人間の第一歩であるのかもしれません。



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