このお話しは音声で流れています。
太陽と北風 |
太陽と北風の話があります。
厳しいことを言ったり怒ったりするほうが、効果がありそうにおもいがちですが、しかし相手はますます身を守ろうとして心を閉ざしてしまします。
相手の心を開かせて自分の意志で自らすすんでやらせるほうが、はるかに効果的です。
「怒りは愚か者の結論である」という諺の通り、愚か者がよく怒りたくなるのかもしれません。
雑巾がけから総理大臣になったといわれている竹下登氏は、怒ったり人の悪口をいったりしているのを見た人は誰もいないといいます。
いじわるな北風になるよりも、太陽のように尊敬されて暖かく感じられる人間になるほうが、はるかに賢いことをなぜ人々は忘れるのでしょうか。