貧しく美しく |
金持が楽をしておいしいものを食べても、おいしいとはあまり感じないものです。
貧しい人が汗を流して働いて一杯の水を飲むと感激をしておいしいと言います。
また、水も飲めない病人が、「やっと少しお水が飲めた」というときは、もっと大きな感動して喜びます。
身も心も震えるほどの喜びは、決して贅沢からは生まれて来ないものかもしれません。貧しい中で働いていると、人の小さな思いやりが大きく見えてきます。小さな親切が大きく見えてきます。
恵まれて暮らしていると、ついおごりが出て、人を見下したり人の行為も当たりまえに思えてきます。
まず、贅沢を少しでも謹んで、人への思いやりを大切に考えていると、美しいものが沢山見えてきます。
人間は謙虚になるほど、人が美しく見えてくるものではないでしょうか。