このお話しは音声で流れています。
もっと大切なこと |
ぞうきんがけから総理大臣になったとよくいわれている竹下登氏は、「根まわしの名人」としても有名です。
また竹下さんは、「人はみな反面教師です」ともよく言っていたといいます。
「賢者は愚者からも学ぶが、愚者は賢者からも学ばない」という有名な言葉がありますが、人間は愚者ばかりが多いので、人はみな反面教師だと思っていれば丁度よいのかもしれません。
竹下さんが怒ったのを見た人は誰もいないというのですから、ほんとうに人を自分の教師だと思っていたのでしょう。
しかし、そういう立派な人であっても、消費税を上げたために人気が下がって竹下内閣は倒れてしまいました。
消費税を望む人は誰もいません。
もっと方法があったはずです。
消費税を上げれば、格差はますますひどくなっていくのではないでしょうか。
どんな理屈があっても国民の望まないことをすれば、国は滅びます。
人間は自分を磨くことが一番大切なことですが、もっと大切なことは、人のために役に立つことなのではないでしょうか。