「転ばない為のヒント」

 失敗をしているのに失敗していると気がつかない人は、いつまでも失敗を続けています。

 自動車で高速道路を走るのも同じことで、道を間違えて走っているのに、「自分は間違えてない」と思い込みのはげしい人はどん詰まりになるしかありません。

 人生はどん詰まりになってからの脱出は容易なことではありません。

 「転ばぬ先の杖」と先人の教えにありますが、自分の弱さや未熟さをよく自覚して、謙虚な気持ちを持つことが何よりも大切なことではないでしょうか。

 「なあに大丈夫だ!」というのが命取りとなっています。

 人間は間違っていないと思いたいものです。

 それは信念となる強さともなりますが、また人間の1番大きな弱点でもあります。

 「あなたの襟が曲がっていますよ」と言われて腹の立つ人は運命がどん詰まりまで行ってしまう人かもしれません。

 人からどんないやなことをいわれても、その中には天の声という場合がよくあるものです。

 それは身近な人の言葉によく出ています。

 「天に口なし、人をしていわしむる」と思っておけば、失敗を免れることができるのではないでしょうか。

 アメリカの経済を全盛にリードした大統領ビル・クリントンは就任演説で、「私に間違いがあったら教えてください。ホワイトハウスの門はいつも開かれています。」と語りました。

感謝は心の充実であり力の源である。