「あたりまえと感謝」
衣食住の生活を人並み以上にしていると、どうしても驕りがでて感謝の気持ちが少なくなります。
衣食住を人並み以下に落としておくと、何かひとつでも人並みのことがあると「ありがたい」とうれしくなるから感謝の気持ちも自然に生まれてきます。
気位が高くなると、どんな幸せもみんなあたりまえと思うようになってしまいます。
みんな自分にふさわしいことだと思います。
人から好意を尽くされても、心の中ではあたりまえのように思い、さらにひどくなると不足に思って人を悪く思ったりもします。
感謝どころではありません。
低い心で生活をしている人は、人の好意が勿体ないと感謝感激をします。
そして誰もがあたりまえと思うような小さな幸せまでも、自分にとっては最高の幸せだと思えてくるから心から喜べるようになります。
水を飲めば水の味がする、楽に呼吸ができる、と驚いて神様に感謝することができたら人間は低い心になれます。
生かされて生きていることに気づける人は、すべてのことにことごとく感謝できるのではないでしょうか。
あたりまえか感謝かは気位がきめるものである