「幸せの種まき」
徳のある人は、自分の思うことが思うようになってきます。
お金も人も集まってきて、不自由で困るということがありません。
しかし、徳はお金とよく似たところがあって、使えばなくなってしまうものです。
ぜいたくをしているとたちまちなくなってしまいます。
徳がなくなると、困ることが次々に起きて、何ひとつ思うようにはならなくなります。
一つ一つ自由がなくなっていきます。
徳とは、人のために尽くして喜ばれたものが種となって芽生えて来る姿です。
人に喜んで頂こうと心をこめてやったことは同じことをしてもそれは何倍も大きな徳となります。
せっかく良いことをしても、心がこもってなかったら、その種は芽生えて来ないこともあります。
やればよい、すればよいというものではありません。
また、後で自分がいい思いをしようという下心があっても芽生えてきません。
欲を忘れて、人に喜んで頂きたいというまごころだけでなければ本物ではありません。
それを喜び勇んでやった時に、大きな徳の種まきとなって、大きな幸せがやって来ます。
心がこもってないものは人にも天にも通じない