「太陽の愛」

 空に太陽が一つあるだけで、世界中が明るくなります。

 そして全ての生命が輝いています。

 「太陽は悪人をも照らす」といわれますが、全ての人に平等に光を与えてはぐくみ育てています。

 「おてんとうさまは見ている」と昔の人はよく言ったものです。

 しかし、おてんとうさまが何かものを言ったり、叱ったりしたことを決してありません。

 いろいろなことを自分で気がつき、学びとって成長していってほしいと、いつまでもじっと見守っているのが太陽です。

 親が子供にガミガミ言っても、良い子になるとは限りません。

 むしろ逆効果の場合が多いのではないでしょうか。

 太陽のように、ただ愛の光を与え続けて、本人に気付いてもらうのが一番よいのかもしれません。

 太陽の愛はやさしく強い愛です。 

 心を明るくし、うるおいを与えて命を育てる愛です。 

 東の空に太陽が昇らない日は一日もないという変わることない愛です。

 確かな正しい愛です。 

 それが神の愛であり、親心のお手本であるのではないでしょうか。

太陽は、その明るさと温かさで万物を育てる