「ぜいたくは身を亡ぼす」
楽をして美味しいものを食べている人は幸せそうに見えます。
しかし、おいしいものばかりを食べている暇な人は、何を食べてもみんなまずく感じられてくるものです。
毎日粗末なものしか食べていない人は、何を食べてもみんなおいしくなります。
忙しくて汗を流している人は、一杯に水が一番おいしいものです。
お金も愛情も十分に恵まれている人は、お金の価値も愛情の尊さもわからなくなってくるからだんだんと横着になっていきます。
幸せは慣れてくると当たり前と見えてくるものです。
値打ちもありがたみもわからなくなることをぜいたくと言うのではないでしょうか。
ぜいたくは必ず身を亡ぼします。
失ってはじめてその価値がわかるといいます。
不景気だといっても、戦争中のことを思うと日本人はまだまだ恵まれすぎています。
上をみるから不足がでます。
いつも気の毒な人のことを心配していると、自分の幸せ過ぎることに気がつきます。
不自由やつつしみの生活の中から、真の喜びは感じられてくるものではないでしょうか。
つつしみが第一